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2010年07月25日

またMLMのお誘いが来た

またネットワークビジネスのお誘いをいただきました。
今回は、WEB上のコンテンツを使用する権利を販売するものです。
やはりアメリカ発。アメリカ人はピラミッド組織が大好きな国民のようです。

MLMでは、自分がエンドユーザーばかりに商品を売っていたら儲かりません。
自分の下に販売員ばかりで構成された三角形の組織を作らなければ儲からない仕組みになっています。

三角形には、必ず底辺があります。
MLMの底辺とは、自分で商品を購入し続けているだけで全然儲かっていない赤字の販売員たちのことです。
もし全員が儲かるようなMLMがあったら、商品販売元(MLM本部)は収入よりも支出が多くなってしまいますから倒産してしまいます。

三角形の底辺が大きければ大きいほど、すなわち赤字の販売員の数が多ければ多いほど、本部と三角形の頂点にいる一握りのMLMの達人が儲かる仕組みになっているのがこのビジネスモデルです。
底辺だけが異常に長くて縦に潰れた二等辺三角形を作ることが、販売元の狙いです。
これは、極端な貧富の差を生むビジネスです。
皆がこのような仕組みを理解して、MLMに参加したときに自分が三角形の頂点に立てるか底辺に沈むのかを考えた時に、どちらの確率がどれだけ高いのかをきちんと考えることができたら、誰も参加しないでしょう。

三角形の底辺を、ビジネスに参加する人ではなくて、単純にその商品を愛用し続けてくれる消費者ばかりにすれば誰も犠牲者が出ません。
しかし、そのようなことがもし可能な商品だったならば、販売元はもともとMLMなんていう面倒くさいビジネスモデルを選択する必要はなかったのです。

posted by takahiro at 22:55| Comment(6) | 現代社会を考える
この記事へのコメント
>しかし、そのようなことがもし可能な商品だったならば、販売元は最初からMLMなんていう面倒くさいビジネスモデルを選択する必要はなかったのです。

もともとエンドユーザーには売りにくい商品を流すのがネットワークビジネスです。
その商品が必要だから購入するのではなく、ビジネスに参加して金儲けをしたいから購入する。
みんな購入動機がそうだから、三角形の底辺の人たちは被害者となる。
Posted by RaRa at 2010年07月27日 17:36
胡散臭いMLMが出てきては消えていく中にあって、イメージ的にはいいものではないかもしれませんが、実際には市場が成立していて以外と多くの商品が販売されています。
精神世界を好む人はお金の観念が強く、金儲けに対するアレルギーがあります。私がそうでした。
でも、この現実社会では一握りの人間が多くの人を搾取していて、金銭至上主義がまかり通っています。社会貢献するにも、寄付ひとつするにもお金、金額がものを言います。私達のような一般市民が理想だけを語っても実際には殆ど何もできないのが現状です。お金のいらない時代が来るのはまだまだ先のことでしょう。
人の役に立つ商品を扱うMLMは、私達一般市民が、社会貢献活動するための資金を調達できる可能性のある、数少ない方法のひとつです。
MLMを全否定するのはどかと思います。
Posted by minami at 2010年07月30日 10:47
minamiさん、ありがとうございます。
MLMで販売されている商品に、品質的に非常に良いものが多いことは存じております。私が問題にしているのはその点ではありません。
MLMには純粋な消費者が存在せず、全員がビジネス参加者であり、ビジネスにおいて極端な貧富の差が必然的に生じる事が残念です。
つまり、赤字のビジネス会員を必ず存在させることを最初から仕組まれているビジネス。そのビジネスに参加する人が全員黒字になる、ということが理論上100%不可能なシステムになっているのがMLMです。
私には、金儲けに対するアレルギーはありません。
Posted by やしろ at 2010年07月30日 11:02
なんだか極端なもののいいようですね・・・

精神世界を説く側の視点としては何か極端なひずみを持った解釈の視点を感じさせます。私はMLMをやっていませんが、事実として純粋な消費者は存在していますよ。全員ではないと思いますが、商品を愛用しながら、やがてそれを伝えたいとビジネスをされる方も実際にはいらっしゃると思います。
Posted by iyasaka at 2010年09月06日 22:55
>事実として純粋な消費者は存在していますよ。

それは全体の何%ぐらいですか。
90%以上が純粋な消費者ならば二等辺三角形の底辺でビジネスをされている方が泣くことはないでしょう。
MLMもたくさんありますから、日本の会社が運営しているものの中には、エンドユーザー販売に力を入れているものもあると思います。
しかし、アメリカ由来のほとんどのMLMでは、最初からいきなりMLMの入会申込書が出てきます。「定期購入は嫌なので、とりあえず入会はせずに商品を使ってみますよ」と言うと、不満そうな顔をされて「最初はそれでもいいでしょう」なんて言われてしまいます。
中には「MLM会員の登録をしないと買えないんですよ」とか、「登録をしないと購入価格が極端に高くなりますよ」と言われるものもあります。

>商品を愛用しながら、やがてそれを伝えたいとビジネスをされる方も実際にはいらっしゃると思います。

はい、それは私です。商品を自分で愛用してから取扱店契約を結び、販売させていただいている商品が私にはいくつかあります。そのような契約では、少なくとも自分で売った商品代金の30%以上が自分の利益です。
ところが、MLMでは売上利益の大部分が上位の販売店にポン引きされてしまい、自分にはスズメの涙程度しか残らない。自分で売るだけでは稼げない。それが正常な商売と言えるでしょうか。
Posted by やしろ at 2010年09月06日 23:22
私の存じてるMLMには、消費者が確か7〜9割ほどを占めていて、成り立っていて誰にとってもリスクの無いようにつくられてるものもあり、そのビジネス自体にはなんの落とし穴もなくしっかりとしたものなんですが、どうも成功哲学のお話しを聞いたり、ビジネスの方に思考を持っていくと自分が自然体でいられないような気がします。スピリチュアルの世界で教えてもらえることは、自分が自然体で居て良いんだ、むしろもっと自分自身あるがままで居て良いんだよということなので、とても安心します。それがほんとに実践できるようにしていきたいです。
Posted by みー at 2010年10月30日 03:30
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