私は以前から、土地は誰のものでもない、という主張をしています。
その土地を責任をもって管理する人、管理者を決める必要はあるが、太陽から注がれる光や空気と同様に、大地(地球)に線を引いて所有権を定めることは間違っています。
尖閣諸島は誰も人が住んでいないのだから、日本も中国も所有権を放棄して、日中の共同管理とするのが良い。
本来は海も誰のものでもないので、漁業権や採掘権に関しても、所有権ではなく日中の共同管理とするのが良い。
日本と中国とがそのように協力して、国境の無いボーダーレスな新しい世界の雛型づくりの手本となると良いと思います。
民主党が一枚岩になっておらず、分裂状態にあると言われます。
そもそも、人間の集団の「一枚岩」とは、何のことでしょうか?
人間は、一人ひとりが違う個性や価値観を持っているものです。
個々の細かい政策ごとに同じ考えの人が集まるということはあるでしょう。しかし、国会議員を何百人も抱える大政党の構成員一人ひとりが、何から何まで同じ考えを持っているという事は現実的にありえません。
これまでの政党は単なる上意下達。党内で言論統制をして、一枚岩であるような虚構を見せていただけです。
そういう意味で、今の民主党の状態は、ごく自然であると言えます。
政治の世界も、政党という枠にとらわれないボーダーレス化すべきだと私は考えます。
政党が無くなれば、国民はどの政党の候補者に一票を投じるかではなく、どの人物に一票を投じるかという判断になってきます。そうすると政治家は、一人ひとりの考え方や人格がより重要になってきます。
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