『菅直人首相は1日の記者会見で、東日本大震災発生から1カ月に当たる今月11日をめどに、有識者や被災地の地元関係者でつくる「復興構想会議」を創設すると表明した。復興案としては、大津波で沿岸部が壊滅的な被害を受けたことを踏まえ、高台への集団移住を提唱。復興を強力に推進するため、自民党に大連立を事実上、呼び掛けた。』
私はボーダーレス論者であり、政党不要論者です。
その理由は、
@ 政党の方針が優先されて、個人の意見が埋もれてしまう。
A 野党の議員という理由だけで、優秀な人材が重要なポストにつけない。
B 常に政権争いが続き、野党の仕事は与党を批判するだけである。
などの弊害が政党政治にはあるからです。
この国家の非常時に至って醜い政権争いが続けられている状態に私は焦燥感を覚えていましたが、大連立が実現するかもしれないというニュースです。
政党が無くなるまでの過程の第一歩として、私は大連立に賛成します。少なくとも、A、Bの問題が解消する可能性があります。
『首相は復旧・復興に向けて、2011年度補正予算の数回にわたる編成が必要になると指摘。(中略)復興案については (1)山を削って高台に住み、海岸沿いの水産業施設、漁港に通勤する (2)バイオマス(生物資源)活用の地域暖房を完備したエコタウンをつくる (3)福祉都市の性格を持たせる―とのビジョンを示し「世界モデルになる新たな街づくりを目指したい」と述べた。』
本当にこのような検討が行われるならば、非常に良いと思います。
「バイオマス活用の地域暖房」は、先日私がこのブログやメルマガに書いた、バイオ燃料として地域単位で大麻草を活用するという提案とつながります。
「世界モデルになる新たな街づくり」が掛け声だけのものにならないように期待します。
ところで、原発の放射性物質漏れ事故について、前回は武田邦彦教授の見解をご紹介しましたが、栃木県出身の稲 恭宏 医学博士が、栃木県内のローカルテレビや講演会で「全然問題ありません」と、声高らかに主張されています。
http://www.youtube.com/watch?v=aKSpY8nT4PA&NR=1
ネットでは色々な情報が飛び交っていますが、私たちは安全な方法を慎重に考えながらも、しかしあまりネガティブな意見に振り回されすぎないようにしたいものです。
今は、前進あるのみです。
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