フジテレビ『ザ・ノンフィクション・わすれない〜原発と牛飼い それから〜』
全村避難の福島・葛尾村。故郷に戻り再び酪農の暮らしを取り戻すために奮闘する一家の実録。
今日の放送。これは泣けてきた。
家族で協力して長い間大切に育ててきた乳牛の親は、原発事故直後に食肉用に売却。残った子牛たちは北海道に疎開させていたが、それもついに売り渡すことになった。…牛を手離すたびに酪農家夫婦の目からは涙がこぼれ落ちる。
村での酪農再開を夢見て、長男が村会議員に立候補する。
進まぬ国の除染活動。ついに独自でプラウという機械を使った畑の除染作業を行い、牛のえさ用作物の栽培実験を始めた。
結果は驚くものだった …2012年夏、ついに放射能ゼロの作物が収穫されたのだ。
しかし、国の除染活動が始まらないので、まだこの村で酪農の再開はできない。一時帰宅ができるだけの状況で、避難所から村へ帰って生活することも許されていない。
政権が交代し、国の除染活動開始は2013年4月からとようやく決定された。
今、日本には政治活動や市民運動に関わっている人たちが大勢います。
その中で、原発と大麻取締法に関しては、活動家の二極分化が起こっているように思います。
一つの分け方は、意識的にネガティブな活動家のグループと、ポジティブな活動家のグループです。
もうひとつの分け方は、企業の事実隠蔽工作や役人の不正ばかりにフォーカスして悪を懲らしめることを一義としている活動家のグループと、地道に生きている人々の生活にフォーカスして人間の幸福について真剣に考えている活動家のグループです。
自己の内面にうっ積している満たされていない個人的な不満や劣等感などを、原発や不正問題、差別問題などの社会問題に転化して怒りとしてぶつけているだけの活動家が多いのも事実です。
悪を懲らしめることに集中すれば、新たな悪を生みだすことになるでしょう。
未来永劫に至る人類の幸福に集中すれば、悪は自然消滅するでしょう。
(やしろたかひろ)
2013年03月03日
社会活動をする人は、庶民の生活にフォーカスしよう。
posted by takahiro at 15:31| Comment(2)
| 現代社会を考える
外側は自分自身の内面を写す鏡なのに
すぐ忘れてしまいます(-。-;
一瞬一瞬を大切に内面の観察!
頑張ります(*^^*)