
縄文時代は1万年という非常に長く続いた時代です。
縄文時代の遺跡からは、生活道具や狩猟用としての石器が出土していますが、人と人とが戦うための武器は発掘されていないそうです。
日本列島の先住民である縄文人は、大地は誰のものでもなく、皆のものであると考えていました。
この当時、大量の移民たちが大陸から日本へ渡って来たのですが、縄文人は言葉も習慣も違う彼らと戦ったり排斥したりすることなく、むしろ彼らに自分たちの土地を快く明け渡したのでした。
このような融和に満ちた縄文時代の人々の高い精神性は、縄文式土器という素晴らしいアートに象徴されています。
縄文人は、世界でも最も古い時代から、大麻(ヘンプ)を利用していたことで知られています。
福井県の鳥浜遺跡という1万年前の縄文時代の遺跡からは、大麻の種が発見されています。
縄文人にはウイルスに冒された形跡がほとんど見当たらないと言います。非常に健康だったのです。
彼らの衣服は、大麻繊維によって作られていました。大麻繊維は丈夫で、通気性や抗菌性、紫外線カット性に優れ、人々の健康を守っていたのです。
大麻はこの時代の食用としても活用されていたと思われます。
縄文式土器は縄を押しつけて模様(縄文)としたものですが、その縄も大麻の縄でした。
このように古代日本人の生活と健康に密接に関係してきた大麻は、古神道では神を導く依り代(ヨリシロ)とされ、神事に利用されてきました。
2013年は、私たち日本人のDNAの中に眠っている縄文の心、大きな和(大和)の心を思い出す時です。
人類はいずれ、鉱物やフリーエネルギーといった無機物の力を生活の中に活用するようになるでしょう。
しかし、その前に、大麻をはじめとする命あるもの(有機物)の価値を認め、命あるものを大切にする心を育まなければなりません。
生きとし生ける全てのものとうまく繋がりを持つことが出来て始めて、人類は次の段階へ進むことが出来るのです。
「中山弥栄塾」は、縄文エネルギー研究所の中山康直さんが現代人へ縄文精神を伝えて17回の講座が終了しました。
※富山県にある古代民謡「こきりこ節」の歌詞の中にある「マドのサンサもデデレコデン」という言葉には、日本へ渡って来たユダヤ民族を讃える意味があるという説があります。
マド=祭り ノ=祈り サンサ=喜び デデレコ=行進 デン=ユダヤのダン族
(やしろたかひろ)
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「おおあさ節」(「こきりこ節」の替え歌)
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今日(4/11)の読売新聞に、
1万5000〜1万1800年前の縄文土器から、世界最古の
加熱調理した痕跡が発見された、との記事が載って
いました。
麻と共に生きていた人たちのすばらしさが、もうすぐ
日本の法でも認められる前触れのようにも感じました。