「精神世界と物質世界とを区別する時の基準は、それに明確に識別できる“大きさ”があるかどうかということである。
しかし、人間を含むすべての物理的現実が存在している“宇宙”を物質と考えて、“宇宙”が幅や高さや容積のある空間であると仮定してしまうと、明らかに矛盾が生ずる。
ということは、私たちが物理的現実と認識している世界は、すべて精神世界に内包されているのだ。すなわち、宇宙とは一つの大いなる意識のことである。」
以上は、私が32歳の時に、科学者の思考ではない、素人の単純明快な現実的思考で考えて到達した結論でした。三次元的な思考では「宇宙の果て」が全くイメージできないのです。
先日「VOICE OF RUSSIA」から転載させていただいた宇宙ホログラム学説は、これに通じるものと思います。
http://iyasaka.saloon.jp/article/82683244.html
宇宙が一つの大いなる意識であるとしたら、それは私たち一人一人の意識とも繋がっているわけです。宇宙ホログラム学説から言うと、むしろ両者はイコールであると考えるのが妥当でしょう。
一人一人に別の宇宙があり、したがって、物理的現実は個人の思考で変化させることもできる。
これからは、私たちのすべての生命活動において、目に見えるものに対する価値観(物質的価値観)と目に見えないものに対する価値観(精神的価値観)とを切り離して考えることができない時代へ移行していくでしょう。
経済活動においてこのような考え方を提唱する経営コンサルタントも現れました。
http://www.hemp.jp/index.php?QBlog-20131218-1
私たちには、より柔軟な思考と想像力が重要になってきます。一面だけを見てネガティブな決めつけをしない、多角度的思考をしてみることが必要です。
そして、新しい時代の実行力のあるリーダーになれる人は、物質的価値観と精神的価値観とが両立している政治家、経済人、科学者…などでしょう。
私は、ポジティブな意味で、安倍晋三さんが近年稀に見る実行力の伴った総理大臣だと思っています。
特定秘密保護法は外国によるスパイ活動を意識した法律であり、対国民を意図した法律ではありません。
マスコミに煽られてこの法律に反対している人たちは、法律の文面にある「その他」という言葉が拡大解釈される可能性があると危惧しています。しかし、拡大解釈という理論ならば、すでに日本国憲法が拡大解釈されて日本は軍隊を保有しているわけです。今さら拡大解釈を目論んだ新しい法律を制定する必要があるでしょうか。
私は「日本を取り戻す。」というキャッチフレーズを掲げて出てきた安倍さんが、原発事故を隠ぺいするための法律、すなわちアメリカに隷属するための法律を作ろうとしたとは思えないのです。
逆に、日本の指導者たちの通信がアメリカによって傍受されっぱなしの状態で、日本を取り戻すことなど出来るでしょうか。
多くの国民に反対されて支持率を落としてでも、この法律の制定を急がなければならない理由が、安倍さんにはあったのではないでしょうか。
今すぐに原発を全廃しても石油があるじゃないか、と考えている人が多いと思います。私は福島県出身です。原発は絶対に無いほうがいいと思っています。しかし、石油は日本では採れません。
池上彰氏が「そうだったのか!学べるニュース」(TV朝日)で判りやすく解説されていましたが、日本が第二次世界大戦に参戦した理由は石油を止められたからです。
日本が今すぐに原発を全廃すれば、足元を見られて原油の輸入価格が跳ね上がるでしょう。万が一、アメリカの石油利権たちの機嫌でも損ねてまた石油を止められたら? 下手に原発を止めると日本はエネルギー危機になることを、安倍さんは意識しているらしいのです。
日本国の最大の弱味はエネルギーです。ですから日本が今急がなければいけないことは、原子力でも石油でも天然ガスでもない、国内で生産できる新しいエネルギーを開発することなのです。
私は個人的に原発には大反対ですが、もし自分が総理大臣という立場になったとしたら、地質学的に最も安全な場所にある施設を一か所か二か所稼働させておいて、それ以外の施設はそのうち再稼働させる方針であることをほのめかしながら新エネルギーの開発を急ピッチで進めるという政策を選択するだろうと思います。
課題は、日本の官僚たちが、今の内閣の意図を理解して言うことを聞くかどうかということです。
「日本を取り戻す。」の意味について、反米派としても知られている評論家・日下公人氏は次のように解説しています。
「日本人としての本当のアイデンティティを取り戻そう、ということを安倍さんは言いたいんだと思います。
安倍さんが言わんとしているのは、百年、千年を取り戻すということ。もっと言えば、一万年前の日本を取り戻すことだと思いますよ。
神武天皇よりさらにさかのぼり、縄文時代です。縄文人は世界で一番幸せな暮らしをしていた。往事は遅れていたかのように言う人もいるが、まったくの間違い。進歩を礼賛している人のほうにむなしさがある。
考古学や発掘がものすごく進んで、縄文時代の生活や思想がある程度わかるようになってきた。当時の芸術についてもわかってきた。文献が残っているわけではないから想像に想像を重ねるわけですが、神社のお祭りには、縄文時代の風習は受け継がれている。田舎では、代々おばあさんだちからの口伝で、伝承されている。古事記や日本書紀よりも古いことが語り継がれているんです。
そういう根幹の日本を取り戻す、世界で一番幸せな縄文時代の日本を取り戻す、ということも含まれていると思います。
安倍さんを叩いている人たちは、頭がいいのかなんだか知りませんが、自分のほうが安倍さんより偏差値が高いと思っている節がある。そこに、僕は浅はかさを感じる。
じゃあ、あなたたちは、成蹊大学の授業を一時間でものぞいたことがあるのか、と聞いてみたい。東大のキャンパスなら行ったことがあるかもしれないが、成蹊大学のキャンパスに行ったことのある人は少ないはず。成蹊大学に一度行って来いと言いたいね。あの雰囲気を見てきてから議論をしなさいと。」
(WAC刊「安倍晋三が、日本を復活させる」日下公人・渡部昇一共著 より転載)
安倍さんが日本国憲法を改正しようとしている理由も、精神的な意味が大きいと思います。今の日本国憲法では、日本人、とくにエリート官僚たちは戦勝国アメリカに対するコンプレックスから抜け出せない。
余談ですが、安倍さんを潰瘍性大腸炎から救った薬の名前は「アサコール」らしい。成分はヘンプとは関係ありませんが。
実は、私は安倍さんの後輩に当たります。
私が出た高校は、福島県にある質実剛健を校風にしていた男子校(当時)でした。田舎の男臭い進学校を出た私が、吉祥寺というお洒落な街の、ケヤキ並木の美しいキャンパスの中にある、ゆったりと時間が流れるような自由な雰囲気をもった成蹊大の学生になった時、私はカルチャーショックと感動の連続だったという記憶があります。
サークルの先輩に「ちょっと、昼めし食いに行こう」と誘われて、ついて行った先が何と赤坂で、その路上で当時人気のあった漫画家の楳図かずお氏とすれ違った時には興奮したものでした。
そして私は安倍さんと同じ学科で学びました。ゼミの担当教授のご自宅に招かれたことがあったのですが、その書斎は木造の六角形の部屋でした。
当時は米ソ冷戦の時代で、領土問題と言えば北方領土だったのですが、講義の中でその教授が言った次の一言が当時の私にとって目から鱗だったのです。
「昔から頻繁に戦争が繰り返され、しょっちゅう国境線が変わっていたヨーロッパ諸国の人々に、“固有の領土”という概念はあるだろうか?」
その話が、今の私の「地球は誰のものでもない」という主張とダイレクトに繋がっています。
「尖閣、竹島問題について」 http://iyasaka.saloon.jp/article/57638621.html
また私はその大学の合唱団に所属していたのですが、演奏した最も思い出の深い楽曲の名前は「宇宙について」でした。
隠れキリシタンが長崎弁で唱えていたお経や、仏陀の宇宙観で「小が大であり、一つがすべてである」という意味を現した「華厳経」に幻想的なメロディーが付いていました。
もしあの学生生活が無ければ、私は今頃スピリチュアリズムの探求なんかやっていなかったかも知れません。
安倍さんは、公に見せる態度でアメリカの操り人形の振りをしているだけで、本心は別のところにあり機会を伺っている。
オバマ大統領も、影の権力の操り人形の振りをしているだけで、機会を伺っているという噂があります。だとしたら、もう何の問題もありません。
私たちが今、注意しなければいけないことは、メディアに踊らされてはいけないということです。ロシアの国営メディアでは報道されている国際ニュースを、一切報道しないのが日本のメディアです。
原発事故による復興問題にしても、日本のメディアは、積極的に国費を投じてでも対策を急ぐべきだと言ったかと思えば、国費が投入され始めると、東電の責任なのに我々の税金が…と批判口調で言う。
メディアが民衆のネガティブな集合意識を創り、その集合意識が問題の解決を遅らせてしまうこともあるのです。
(やしろたかひろ)
※参照
「劇団真実 -世界から封印された日本」
http://kurasu.biz/
2013年12月19日
特定秘密保護法、エネルギー、改憲問題…視点を変えて政治を考える
posted by takahiro at 10:39| Comment(4)
| 現代社会を考える
うがった見方をすると、宇宙は意識であるわけですから、原発に反対する意識、秘密保護法に反対する意識もないと、これからの現象に影響するのだと思うのです.
原発はやしろさんも反対されていますが、秘密保護法に関しては、ひとりひとりが意識として宇宙につながっているわけですから、またこれからはテレパシーの時代となっていくときに、これは秘密ですという枠組みをつくるのは、時代に逆行していると思います。いくら秘密にしたって、かならず、抜け穴はできるでしょうし、世の中のネガティヴな霊能者は秘密をあばこうとおもえば、できるわけで、そこをあえて法律化する方が、言論の自由を奪われると一般のかたが思うのはあたりまえで、秘密保護法に反対する意識は集合意識として必要なことなのではないでしょうか?
ただ、それらは諸刃の剣でもあり、人類の意識の進化が伴わない科学技術だけの進歩、情報だけのオープン化は、破滅につながる可能性もあるということです。だから順番があるのです。
この話はまだ都市伝説のレベルかもしれませんが、日本の指導者の通話はすべて盗聴されていて、アメリカにとって都合の悪い人が脅迫されたり、病気や事故と見せかけて暗殺されたりといった現実が最近でもあるという噂があります。このような環境の中で、あなたは日本の総理大臣になる勇気がありますか? 私にはありません。
情報が公開されるということは、おっしゃるように、テレパシー=個人のプライバシーが無くなるという意味でもあります。個人情報を秘密にする必要が無くなった時にはじめて、世界は平和になったと言えるでしょう。個人と国家は違うと考える人もいるかもしれませんが、関係しあっています。
情報オーブン化の意識は必要です。意識レベルの高い人(偏らず、調和のマインドをもった人)たちがそのような集合意識を構築するならば、特定秘密保護法も個人情報保護法も必要のない世の中になるでしょう。
個人の幸福のために個人のプライバシーが守られるべきなのと同じように、国民の幸福のために国家間でプライバシーを守る必要もあると思います。
をご覧ください。
国民に対して情報を秘密にしているのは誰なのかがわかるでしょう。
http://kurasu.biz/index.php?spy_01