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2014年02月07日

2月6日が結婚記念日、私の妻は障害者です。

昨日、2月6日は、私たち夫婦の結婚記念日でした。
今日は、入浴した後の彼女の髪にドライヤーを掛けながら整髪してあげました。

私の妻は、8年ほど前から第1級の障害者(公的認定)になりました。一日中、ほとんどベットの上で過ごしています。
手足や内臓の障害ならば明確な病名が付きますが、私の妻は脳の障害なので、診断する医師によって、統合失調症、注意障害、遂行機能障害、慢性疲労症候群までいろいろな病名が付けられてしまいます。
彼女の親が似たような症状の障害者で、遺伝性だということだけ後からわかったのですが、彼女の病気ははっきりした原因も治療法もまだわかっていないのです。


まだ一度も会ったことはない妻の親族の叔母さんが、電話をくださいました。

「良い旦那さんだと聞いています。とても苦労されているようで・・・、私は最近は耳も遠くなってしまって、何もできないですが、どうぞお体に気をつけて。」
・・・自分よりもずっとご高齢の方に、体を労わっていただきました。

最近は少し落ち着いてきましたが、彼女が今の状態になった当初は、私は本当に大変な苦労をしました。
真っ黒だった私の頭髪は、あっという間に白髪だらけになりました。
そのように苦労をした思い出ばかりが残っていますから、私には「あなたと生きたことで自分が成長できました。幸せです、ありがとう」なんて妻に対して綺麗事を言える器量がありません。ごめんね。
でも、私にはこの体験があったから、夫婦・親子といった家族の絆について、コミュニティーや福祉の問題について、男性性と女性性について、この世に生まれてきた意味について・・・など、三次元から五次元レベルのことまで様々なテーマに関心を持つようになり、今のような活動をするに至っていることは間違いありません。


人間は何のために生まれてきたのか?
このテーマに対して、精神世界を探求している人によっていろいろな表現の仕方があります。
結局は全部同じことを言っていて、精神世界を言葉にしてしまうとバラバラになってしまうだけなのだと思います。
大切なことは、言葉の表現はバラバラでも良いから、人は思考を停止してはならないということです。
常に上昇思考を停止せず生きていくことが、この世に生まれてきた人間の「三次元ワーク」なのだと思います。
この世で人はそれぞれ別々に自分のカリキュラムを持ってワークに取り組んでいるので、人真似をしたり、他人にマインドを支配されたりしてはいけない。自分の世界を創造していくのです。
人々を思考停止させ、楽な方へ現実逃避をさせて自分のオリジナルな生き方を捨てるように仕向ける「宗教」は、進化しようとする人類に対する刺客です。

私たちの三次元ワークの目標とは?
その目標とは、自己のオリジナルな世界を構築した人同士が融和してひとつになり、共に繁栄していける社会を作り上げていくことにあると思います。
神道の「弥栄」(いやさか)という言葉の意味は、自分と自分に関わるすべての人々が一緒に幸せになっていくことを言うのです。

そういう意味で、「エロス」とは?
私は、エロスとは「相手と自分が互いに気持ち良さで一体になること」、やはり弥栄になることだと考えています。
エロスとは、単に肉体を合わせることではなく、オーラの一体化です。魂の髄まで互いに気持ち良くなることが、本当のエロスだと思います。
だから物理的に肉体が交わらなくても、エロスは成立します。
エロスに、いつも一緒に居たい、共に生きていきたいといった要素が加わると「ラブ」になります。

「大和撫子」とは何か?
私は、大和撫子とは「世界で最も美しく女性性を体現している女性たち」のことだと考えています。
物質的な世の中を発展させていくことは主に男性性の働きです。そのような男性性機能のスイッチを入れたり男性性を操縦したりするのが女性性のひとつの働きです。
例えば、結婚してから突然進化したプロ野球・楽天の田中将大投手。彼に対する里田まいさんの存在が女性性の働きだと思います。
女性は子供を創造しますが、男性の能力までを新たに創造してしまうのです。大和撫子と縁を持つと、男は触れずとも勃つのです。

夫婦や恋人関係の中でもそうですが、特に母親の存在が重要だと私は考えています。
母親が大和撫子となり本当の女性性を体現することによって、それが人間を育て、世の中を育てることになるのです。
男性脳で考えて子育てをする母親は、この子をエリートにしようとか、良妻賢母にしようとか、そういういらんことばかりを考えて教育ママになるから、人間がおかしくなり世の中がおかしくなってしまいます。
だから、社会の中で女性蔑視をしたり、弱者いじめをしているような男たちは皆、「さげまん」とばかり出会って、「大和撫子」と出会えなかった男たちなのだろうと思います。


私は今の妻と出会って結婚をした当初、世間から見て、決しておしどり夫婦ではありませんでした。お互いに女性的な性格だったこともあって、関係があまりしっくりいっていなかったのです。
ところが、妻が障害者になってから、私は自分の中の男性性に目覚め、三次元ワークの意味を理解するに至り、そして自分が世の中を変革させるために貢献していきたいという男性的な衝動を強めていきました。
今の彼女は脳に障害を持ちながらも自分の立場を理解しているのか、私が外で何をしていても全く干渉をしません。ある意味で私を自由にしてくれています。
結果として彼女は障害者になったことによって、私に対する大和撫子の働きとなり、私の男性性のスイッチを入れてくれたのでした。

やしろたかひろ

posted by takahiro at 16:09| Comment(0) | 男と女の関係
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