
中山康直氏と半田広宣氏の共著『反転の創造空間《シリウス次元》への超突入!』が新刊されましたが、3月8日にその出版社主催の出版記念講演会がありました。
半田広宣氏の理論は本で読むとやや難解な印象があるのですが、直に話を聞くと意外と判りやすく腑に落ちる内容でした。したがって、半田氏の話は講演を先に聞いてから本を読むことによって本の内容の理解が進むのではないかと思いました。
そこで、近日に中山弥栄塾でも、半田氏をお招きして時間延長のスペシャル講座を企画する予定です。
この日の半田氏の話をまとめると以下のような内容でした。
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「個」の概念には、社会的個と精神的個とがある。
「社会的個」とは、国籍、性別、環境、社会の中における役割などをもって作られている自分の個体のこと。
「精神的個」とは純粋に永遠を生きている内在性、魂のことである。
宇宙は2600年周期で動いており、意識のあり方が6500年ごとに交代している。
これまでの6500年は「調整期」といい、社会的個が中心。物質意識に支配されており、宇宙が創造したものを人間が受け取らせていただくという関係にあった。いわばユダヤ的一神教の時代である。
それが2013年から「覚醒期」に入った。覚醒期は精神的個が中心。人間の女性が卵子と精子を結合して子宮の中で物凄いエロスの力で赤ん坊を創造するように、人間が創造主となる時期である。これがシリウス次元である。
覚醒期には宇宙の実体が現れてくる。
宇宙は幅や長さという直線的な方向に広がっているものではない。宇宙は、自分の内在の深さ、「奥行き」の方向にあるのだ。
「奥行き」とは、光であり、心であり、三次元世界の中に存在していないものだ。
心とは、内在する「死」のことであり、死(=心)のほうに実体がある。これから私たちは、この内部へ入っていく。
実体の場から飛び出しているものが三次元空間である。私たちの目に見えている世界に本質は何もない。物質を創っている世界が本質である。
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この内容は、この講演を聴く数日前に私が書いた以下の記事内容とシンクロしておりました。
「宇宙という精神世界、物質と精神の逆転発想」
http://iyasaka.saloon.jp/article/88894367.html
私たちの目に見えている世界に本質は何もないという概念は、般若心経の世界観でもあります。
過去に能力開発セミナーなどに参加されたことのある方は「自分が変われば相手が変わる、そして世界が変わる」といった理論を耳にされたことがあると思います。
しかし、そのような話を聞いても「現実はそんなにうまくいくものではない」と思考された人が多いのではないでしょうか。
この物質的現実中心の思考が「社会的個」を中心とする思考であり、社会的個に縛られているうちは自己の希望はなかなか叶わないのです。
しかし半田氏の結論は、「これからは幅の時代が終わって、奥行きで世界を見れるようになる。奥行きで世界を見出して、奥行きで世界を構成するような思考が出てくると自然と私たちは創造空間に入る。今、その大転換の境にある」というものでした。
これまで精神世界の分野で言われてきた「半霊半物質の人間」とは、このような死(=心)に実体を持った思考が出来る人間のことを意味していたのかもしれません。
私たちが創造空間に入るとどうなるか?
物質と精神、そして社会的個と精神的個の逆転現象が起きます。そうすると、自分の心の中で思い描いたもの、すなわち妄想のようなものが現実になってしまうのです。自分の社会的個の構成要素までが大きく変わってしまうかもしれません。
その初期のプロセスでは、なぜかシンクロが頻繁に発生するといった現象から現れ始めるでしょう。
半田氏によると転換期は2013年とされていますが、私には、それよりも少し早く創造空間の中に自分の片足が入っていたという自覚があります。
私は過去のある時期に、もしこのような人物と出会って深く交わることが出来たならば自分は一皮むけるのではないか?…という、非常に具体的なイメージを持ちはじめました。
しかし、自分が今置かれている環境や立場、年齢、その他の諸々の条件、すなわち社会的個を考えると、そのイメージは自分とはミスマッチであり、到底実現しそうにもない誇大妄想でした。
ところが、程なくしてその妄想と完全一致の人物が突如として私の目の前に現われたのです。それが2012年でした。それから約1年半に渡って展開されたその人とのコミュニケ―ションは、私の意識に大きな変容をもたらしました。
「社会的個」は物質中心のエゴの意識が強いのに対して、「精神的個」は調和の精神に基づいた宇宙意識を内在したものであると思います。
まずは、自分のチャンネルをシリウス次元に合わせること。
精神的個が社会的個に勝つようになったら、傍から見て誇大妄想でもいいから心の中に自分の希望を具体的に思い描いてみることです。そうすれば、思いが実現するようになる。
最後に、このたびの新刊本の中に紹介されている中山康直氏のMANAKAリアリティーから、以上の話の内容と関連している部分を抜粋しておきます。
人間とは? 宇宙エネルギーの入れ籠である
人とは? 宇宙エネルギーそのものである
女性とは? 創造主である
男性とは? 神である
性交とは? 太陽と月の舞踏である
意識とは? シリウスである。
天の岩戸開きとは? 後ろの正面の出現のことである
人類の進化とは? 宇宙の覚醒である
宇宙の本質とは? あなたの内側にあるすべてである
3次元の宇宙とは? 宇宙の本質の反映である
宇宙意識とは? 愛の響き合いである
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2013 世界はグレンとひっくり返った 反転の創造空間 シリウス次元への超突入!
(やしろたかひろ)