ブログを引っ越しました!⇒ 新ブログはここをクリック

  このブログの親サイト⇒ 共生社会の共同建設を目指す【イヤサカの会】

2011年01月30日

マスコミ報道のとらえ方

物事は多面的に見るべきであり、例えば大麻に関する報道でわかるように、マスコミから流されている情報は全部を鵜呑みにしてはいけないと思います。

鳩山政権が誕生した時に、私は“アセンション準備内閣”と形容して、一部の方からご批判を受けました。
日月神示にも、世界がグレンとひっくり返る寸前まで絶望的な状況が続くとありますから、アセンション内閣の誕生はまだ時期尚早だったのでしょう。
その時に鳩山氏とタックを組んでいた小沢一郎氏ですが、ことに管政権が誕生してからは、すっかり悪者のイメージが定着してしまいました。
現在発売されている週刊文春の2月3日号に、ジャーナリスト・上杉隆氏と小沢一郎氏の対談記事が掲載されていました。
逆の意味でこれも週刊誌の偏向報道であるという見方もできるかもしれませんが、物事を多面的にとらえると言う意味で参考になる記事かと思いましたので、以下要約抜粋させてただきます。


上杉: 党内の小沢排除の動きをどう思いますか。

小沢: 普通、仲間というものはお互いに助け合い、守り合うのが一般的な人間関係なのではないでしょうか。政倫審については拒否したことはありません。ただ、国民生活が第一ですから、今国会では予算案の成立が最優先されるべきです。

上杉: 小沢さんの元秘書が起訴された陸山会事件、検察は大久保元秘書が容疑を認めたとされる調書を証拠から取り下げました。というのも、私がずっと指摘してきた通り、大久保氏を取り調べたのが、あの郵政不正事件でFDデータを改ざんした前田元検事だったからです。
そうすると、一昨年の三月に西松建設事件で大久保元秘書が逮捕されて、陸山会事件に至るまでの問題は何だったのか、ということになります。

小沢: そうですね。西松建設の問題も、その後検察側証人に立った西松の方が、政治団体に活動実態があったという旨の証言をしたと聞いております。
いずれにしても、一昨年からの狂ったようなマスコミ報道、これは一体何だったのかという気がしますね。

上杉: 新聞、テレビなどの記者クラブメディアは、最初から小沢さんを敵視していて、たとえばツイッターの呼びかけで千人以上の小沢支持デモが自然発生的に起きたこと、スポーツ紙の「首相にふさわしい人」調査で1位になったことも報じません。
一方で「政治とカネ」問題は盛んに報じて、偏った世論を作ってきたことも大きいと思います。

小沢: 新聞・テレビといった大メディアというものは、ビジネスの仕組みが守られていて、旧体制の中でも一番既得権を持っています。だから旧体制を変えようとする者は、既得権を奪うけしからん敵だとなって、何をやっても叩かれてしまうんです。

上杉: 管政権が主張する「平成の開国」はどうですか。六月にTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加を目指す。アメリカの都合に沿った施策を飲まされているのではないかという疑念があります。

小沢: TPPというと農林水産業のことばかり話題になりますが、これは金融など他のモノ、サービスも含めて、すべてにおいて関税をなくしていこうということでしょう。昔から申し上げている通り、私は自由貿易には賛成です。
ただし、小泉政権でよくわかったように、事前に何の対応策も講じないまま、何でもかんでも規制を取り払ったから、こんなひどい格差社会になってしまった。
TPPも、何のセーフティネットも作らないまま進めたら、同じ問題が起こりますよ。
アメリカもリーマンショック以降、マネーゲームの弊害に気づいたから、新しい戦略を持ち出してきたのでしょう。まったくアメリカ自身の戦略です。
では、どうすれば日本の国益にかなうのか。それを考え、詰めるのが外交交渉でしょう。

上杉: 対米と同時に重みを増すのが対中問題です。

小沢: 根本の問題は、中国もアメリカと同じで、腹の中では日本のことをバカにしきって相手にしていないことです。なぜなら、日本は揉み手して相手の言うことを聞いているだけで、自己主張せず、戦略もないからです。特に大陸の人々は、自己主張のない人間を軽蔑するんですよ。
尖閣事件の国内的問題は、領土・領海を犯した人間を釈放するという判断を一行政官に任せたことです。正にそれこそ内閣が判断すべきことでしょう。
対外的に問題としては、尖閣諸島が日本固有の領土であることは歴史的にも明らかでしょう。しかも中国側から衝突してきたというのだから、なおさら日本の領土であることを中国に対して徹底的に主張しなければならない。

上杉: しかし、マスコミでは小沢さんを“親中派”と見なす向きが多いのですが。

小沢: マスコミがそういう薄っぺらな見方をするから国を誤る。尖閣問題については以前から中国側にキチンと言ってありますよ。
大訪中団と言われているのは、民主党と中国共産党との日中交流協議機構で国交回復35周年を記念して、大人数で行こうと決めたから。それだけの話。
胡錦濤国家主席には、「私の好きな映画で『山猫』というイタリア革命を描いた作品がある。その中で旧体制の大貴族が語った『変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない』という言葉を、私は政治判断の基準としている。この言葉をあなたにも贈る。」と言ったんです。

上杉: 習近平副主席と天皇陛下との会見を、ゴリ押ししたとも批判されましたが。

小沢: 習近平副主席とはあまり話したことがないんですよ。ただ、中国共産党の次期リーダーが何としてでも陛下にお目にかかりたいと言ってきたものですから、こちらは堂々たるものでしょう。本来ならば、産経新聞はもっと喜ばなければならない。

上杉: 今の産経はエセ保守ですから。
戦後の懸案では、靖国神社のA級戦犯合祀についてはいかがですか。

小沢: その点も中国側に言ってあります。靖国神社には政治犯ではなくて、戦って亡くなった人を祀るところでしょう。だから乃木大将も東郷元帥も祀られていない。
それなのに、厚生省の役人が政治責任を問われた人を入れてしまった。役人が入れてしまったのだから、政治家が責任を持って「外に出せ」と言えばいいだけの話ですよ。中国側も「それなら結構です」と言っていました。
「そうなれば天皇陛下も行くことになりますよ」と確認もしましたが、「問題ありません」ということでした。何事もわかりやすく、正直にやらなければダメなんですよ。


posted by takahiro at 15:31| Comment(0) | 現代社会を考える

2010年12月11日

ボーダーレス

連日のようにマスコミ報道されている尖閣諸島や北方四島の領土問題。
私は以前から、土地は誰のものでもない、という主張をしています。
その土地を責任をもって管理する人、管理者を決める必要はあるが、太陽から注がれる光や空気と同様に、大地(地球)に線を引いて所有権を定めることは間違っています。
尖閣諸島は誰も人が住んでいないのだから、日本も中国も所有権を放棄して、日中の共同管理とするのが良い。
本来は海も誰のものでもないので、漁業権や採掘権に関しても、所有権ではなく日中の共同管理とするのが良い。
日本と中国とがそのように協力して、国境の無いボーダーレスな新しい世界の雛型づくりの手本となると良いと思います。

民主党が一枚岩になっておらず、分裂状態にあると言われます。
そもそも、人間の集団の「一枚岩」とは、何のことでしょうか?
人間は、一人ひとりが違う個性や価値観を持っているものです。
個々の細かい政策ごとに同じ考えの人が集まるということはあるでしょう。しかし、国会議員を何百人も抱える大政党の構成員一人ひとりが、何から何まで同じ考えを持っているという事は現実的にありえません。
これまでの政党は単なる上意下達。党内で言論統制をして、一枚岩であるような虚構を見せていただけです。
そういう意味で、今の民主党の状態は、ごく自然であると言えます。
政治の世界も、政党という枠にとらわれないボーダーレス化すべきだと私は考えます。
政党が無くなれば、国民はどの政党の候補者に一票を投じるかではなく、どの人物に一票を投じるかという判断になってきます。そうすると政治家は、一人ひとりの考え方や人格がより重要になってきます。
posted by takahiro at 18:55| Comment(0) | 現代社会を考える

2010年08月16日

15歳の志願兵

昨日は、NHKドラマ「15歳の志願兵」を見ました。
太平洋戦争が悪化する中で、名古屋市の旧制愛知一中で、約700名の若者が一斉に海軍予科練へ志願したという実話をドラマ化したものです。
反戦を強く打ち出した番組が多い中、ある意味NHKらしいというか、また違った視点から戦争について私たちに問いかけてくるドラマでした。

若者たちが自らの戦闘意欲を掻き立てている一方で、親や教師といった大人たちがそれに対して苦悩するというコントラスト。
「人は何のために生きるのか」を常に思考していた文学青年は、兵士となり散っていくことにその答えを見出す。
だが、その文学青年が残した遺書には、親友に対する情愛と、戦争を嫌悪する思いが綴られていた。

そういえば、日本には神風特攻隊といういうものもありました。
戦争を知らない多くの現代日本人の中には、彼らは何て馬鹿な奴らだったのたろう、と考える人も多いでしょう。
しかし私は、あの時代、多くの若者たちが兵士となって死んでいくことを美徳と考えていたことは、やむおえなかったことだろうと思います。

そして、そういう日本人の若者たちの心理は、もしかしたら昔も今も変わっていないのではないかと思うのです。
なぜならば、ヒーロー物のテレビアニメが非常に流行っているからです。
あれらは戦争映画の現代版と言って良いと私は思います。

反戦、反戦と言われている日本社会の中で、なぜ自分の命を掛けて敵と戦うあのようなアニメが流行るのでしょうか。
実は、私も子供時代には、自分がウルトラセブンになって悪い宇宙人や怪獣と戦う姿に憧れていました。
地球人同士で殺し合いはしたくないが、地球を征服しようとしている悪い宇宙人となら戦える、という思考が子供の私にはあったのです。
外国と戦争になっても自分は戦場へは行きたくないと言う今の日本の若者たちも、もし戦う相手が宇宙人だったらどうなのだろうか? と私は考えます。

今と違って情報が閉ざされていたあの時代の日本人にとって、外国人は皆、得体のしれない宇宙人のように見えていたかもしれません。
こっちがやらなければ、エイリアンたちに皆殺しにされてしまう。だから、決して戦争が好きなわけではないが、民族を滅ぼさないために戦わなければならないのだ、というような強い人間愛と使命感が彼らにはあったのではないでしょうか。

純粋無垢であった彼らは、過去の教訓として私たちに様々なことを教えてくれているヒーローであったと私は評価したいと思います。
ヒーローたちの死を、私たちは無駄にしてはならない。
今こそ私たちは、彼らが歴史の中で語ってくれた教訓を生かして、戦争のない世の中を創らなければいけないのだと思います。
タグ:戦争と平和
posted by takahiro at 20:09| Comment(1) | 現代社会を考える

2010年08月15日

日本人の精神的貧困、想像力の欠如

毎年、この時期になると、テレビでは戦争関連のドキュメンタリーやドラマが放映されます。
過去に見た番組の中で、私が最もショックだったのは「火垂るの墓」でした。
あの話自体はフィクションですが、戦中戦後にあのような子供たちが実際にたくさん居たことは間違いないであろうという思いがこみ上げてきて、私は涙を流しながら見ていました。

昨日は、倉本聰氏脚本のドラマ「歸國(きこく)」を見ました。
戦時中、南方の海で戦死した日本兵たちの霊がお盆の一晩だけ今の日本に戻ってきて、各自思い出の地を訪ねるという設定のドラマでした。

もし、あの戦争で散った日本兵たちが今の日本社会を見たら、どのように思うだろうか? という話は以前から多くの人に語られていました。
それを倉本氏が想像してドラマ化したものです。

日本は物質的に豊かになったが、精神的に貧しくなってしまった。
「こんな世の中にするために、戦争で散ったわけではない」
最後の、兵士たちの悲痛な叫び声が印象的でした。

他の人のブログを見たところ、「彼らの戦闘を正当化する倉本聰の戦争観は、時代錯誤もいいところだ。」という批判がありました。
私自身も戦後生まれの日本人の一人なのですが、あのドラマを見て、戦争を肯定しているストーリーだと受け取る人がいること自体に、今の日本人の精神的貧困、想像力の欠如を私は感じました。


posted by takahiro at 14:07| Comment(5) | 現代社会を考える

2010年08月01日

アイデンティティーを失った日本人

自殺が増えています。
子供を虐待する親が増えています。
子供の精神病が増えています。

これらはすべて関係し合っています。

今の日本人は、自分たちがどのような民族で、どのような精神的支柱をもって生活している国民なのかという自己存在確認、アイデンティティーを失っています。
日本人としての誇りや自信を無くしてしまったのです。

何時からそうなってしまったのでしょうか。それは、明治維新の時と、敗戦の時に起こりました。
いずれもアメリカが来て、日本人のアイデンティティーを奪って行ったのです。
彼らは日本人に、米を食べると体が弱くなると教育して小麦を押し付け、麻(大麻)は毒だと教育して石油製品を押し付けました。
以降、自分たちよりも優れている欧米の真似をしてさえいれば良い、という考え方が日本人の常識になりました。

今の日本人は、アイデンティティーのトラブルを抱えています。
個としての自分に対しても、誇りや自信を持ていない者たちが増えています。
だから、いとも簡単に、他の誰か、たとえばカルト宗教などに自分を明け渡してしまうのです。

日本人は、本当の自分を取り戻す必要があります。


大麻草検証委員会
http://www.taimasou.jp/


posted by takahiro at 09:00| Comment(2) | 現代社会を考える

2010年07月25日

またMLMのお誘いが来た

またネットワークビジネスのお誘いをいただきました。
今回は、WEB上のコンテンツを使用する権利を販売するものです。
やはりアメリカ発。アメリカ人はピラミッド組織が大好きな国民のようです。

MLMでは、自分がエンドユーザーばかりに商品を売っていたら儲かりません。
自分の下に販売員ばかりで構成された三角形の組織を作らなければ儲からない仕組みになっています。

三角形には、必ず底辺があります。
MLMの底辺とは、自分で商品を購入し続けているだけで全然儲かっていない赤字の販売員たちのことです。
もし全員が儲かるようなMLMがあったら、商品販売元(MLM本部)は収入よりも支出が多くなってしまいますから倒産してしまいます。

三角形の底辺が大きければ大きいほど、すなわち赤字の販売員の数が多ければ多いほど、本部と三角形の頂点にいる一握りのMLMの達人が儲かる仕組みになっているのがこのビジネスモデルです。
底辺だけが異常に長くて縦に潰れた二等辺三角形を作ることが、販売元の狙いです。
これは、極端な貧富の差を生むビジネスです。
皆がこのような仕組みを理解して、MLMに参加したときに自分が三角形の頂点に立てるか底辺に沈むのかを考えた時に、どちらの確率がどれだけ高いのかをきちんと考えることができたら、誰も参加しないでしょう。

三角形の底辺を、ビジネスに参加する人ではなくて、単純にその商品を愛用し続けてくれる消費者ばかりにすれば誰も犠牲者が出ません。
しかし、そのようなことがもし可能な商品だったならば、販売元はもともとMLMなんていう面倒くさいビジネスモデルを選択する必要はなかったのです。

posted by takahiro at 22:55| Comment(6) | 現代社会を考える

2010年07月08日

マインドコントロール

たまたま掛けっぱなしにしていたTVチャンネルで、ショッキングなシーンを見てしまいました。

アメリカの軍隊が、子供を含むイラクの民間人をゲーム感覚で虐殺して楽しみ、ほくそ笑んでいるでいるという、ノンフィクションの映像と音声でした。

人間には誰でも相手の気持ちを思いやるという性質があるはずなのだが、この米兵たちはマインドコントロールによってそのような感情を消されているのだと解説されていました。

鳩山首相は、日本からアメリカの影響力を排除しようとして奮闘し、結果としてそれに失敗して失脚しました。

国際社会の中で日本人はどうあるべきか?
改めてこのようなことを考えされられる番組でした。

posted by takahiro at 20:45| Comment(0) | 現代社会を考える