1ヵ月に1度のペースで、私はメールマガジンを配信させていただいております。
現在二千名強の読者がおりますが、これからは私が心を込めて書いたメッセージを、より多くの方へお伝えしたいと考えております。
そこで、メルマガで配信したメッセージの原稿を、こちらのブログでも転載していくことにしました。
ただし、長文の場合などに原文を要約したり、一部省略したりということがあるかもしれません。
今日は8月24日に配信させていただいた原稿で、タイトル「2012年を目前にして、今大切な事」です。
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東日本大震災以降、直接に被災された方々は別として、多く皆様の生活
はだいぶ落ち着かれたでしょうか。
今回の震災では、人々の感情の明と暗、様々な面があからさまになりま
した。
日本人が三つのグループに分かれたと思います。
第一のグループは、溢れる怒りを抑えることができず、批判、批判に明
けくれた人。
第二のグループは、怒りや悲しみはあっても、その感情に支配されずに、
今何をすべきかを冷静に考えて現実的な行動を起こすことが出来た人。
第三のグループは、現実逃避をはじめた人です。
この三つのグループのどれにも属さない人たちもおります。それは永田町
の政治家たちです。
この人たちは第四のグループ。良くも悪くも意識が全然変わらなかった人
たちです。
民主党も、自民党も、他の野党も全部一緒です。
最も多いのは第二のグループの人たちのように思います。さすが日本人だ
と思います。
ヘンプカープロジェクトを支持して応援されていた人たちは、これに属す
るでしょう。
このメルマガを読んでおられる方の中には、第一のグループに属する方は
ほとんどいないでしょう。
ただ、スピリチュアル系の人たちが陥りやすいのは、
「わかり合える人たちだけで、どこか遠くに自分たちだけの理想郷を創ろ
う」
「俗から離れて、祈りの世界に身を置こう」
・・・すなわち、第三のグループに入ってしまう事です。
「祈れば祈る程 悪うなることあるぞ。心して迷ふでないぞ。」
(日月神示)
「祈ると戦いを生む因果律の法則。祈りから笑いへ。」(中山康直)
今までの常識が完全では無かったことに気づく事から、その人のパラダイ
ムシフトは始まります。
ただし、この時に現実逃避に走らないことが肝心です。
私たちが、今この世の中に生まれてきたことには魂の約束があり、深い意
味があるのです。
なのに、現実から逃避することを始めたら、魂の約束違反になってしまい
ます。
逃げようとすればするほど、ネガティブなものに追いかけられるのが人生
という神仕組みです。
エコビレッジは大いに結構だと思います。しかし、理想郷は人里離れた場
所(日本にはそのような場所はほとんどありませんが)に創るのではなく、
街の中で、あるいは街から近いところで、地域の人たちとうまく交流・連
携を取りながら創るのが本物です。
祈りは、閉鎖された場所、閉鎖されたグループで静かに行うのではなく、
現実的な日常生活の中で、自分やすぐ隣りにいる人を含めて世界の人々の
幸せを頭の中にイメージしてみることが大切です。
仕事をしながらでも、家事をしながらでも、遊びながらでも、このような
イメージを頭の中に描くことは可能です。
すなわち、ジョン・レノン流の祈り「イマジン」の世界です。
想像すること出来たら、次に何でもいいから行動してみることです。
「想像」と「行動」が、「創造」(実現)につながるのです。
アセンションとか、弥勒の世の到来といいますが、ある程度の宇宙からの
目に見えないサポートはあるだろうと思います。
しかし、私たち自身の良き新しい未来が創造されるためには、あくまでも
私たち自身の現実的な思考と行動が基礎として必要になるのです。
このたび行われたヘンプカープロジェクトは、これから私たち一人ひとり
が行っていくべきことの、一つのモデルケースです。
大麻取締法が制定された経緯は、人間の巨大なエゴの象徴です。
現代社会の中にある人間のエゴから生まれた制度やシステムを、ひとつひ
とつ検証し(批判をするのではなく)、代替案を考えていくことが、新しい
未来の実現に繋がっていきます。
イギリス暴動の根本原因は高失業です。
そのうち、アメリカでも暴動が起こるのではないでしょうか。
資本主義社会はもう限界です。
今年ほど、日本人の精神性の高さが世界のマスコミで話題になった年はあ
りません。
あれだけの大きな災害に遭っても人心が大きく乱れず、助け合いの精神が
発動された日本人の冷静さ。
敗れた相手国の選手を気遣う、なでしこJapanの選手達の思いやりの深さ。
そういう日本人には、欧米型資本主義は合わないと思います。
日本型人間主義社会を創りましょう!
やしろたかひろ