
戦前の日本人の職業構成は第一次産業従事者が過半を占め、日本はまさに農業国でした。
当時の日本の農村は、貨幣システムに依存せず、人々の絆によって生活が営まれる共同体を形成していました。
地主と小作人という関係はありましたが、それは外国の農奴制度とは根本的に異なっており、互いに家族同様の付き合いをして助け合って生活をしていました。
しかし、GHQによる占領政策の中で実施された農地解放(農地解体)によって、欧米のような大規模経営を行うことが事実上不可能となり、日本の農業は国際競争力を失うことになりました。
さらに、日本人は神道を心の拠り所とし、神社は人々が集まって村の自治などについて相談し合い共同体としての絆を深めていく場所でもありましたが、GHQが国家神道を禁止したことによって日本の農村は衰退の一途を辿ります。
このようにして、日本人は本来の生活基盤を失い、日本国は海外からの資源輸入に頼る工業国になっていきました。日本の食糧自給率はどんどん低下し、農村の解体と共に家族の解体、核家族化が進行していきます。
アメリカは、日本を下請工場にしようと考えていました。以降、食糧も地下資源も無い日本は、アメリカにとって都合の良い国になる事でしか国家を維持していくことが出来なくなっていったのです。
いま日本が再び自立するためには、GHQによって国家神道と共に禁止された大麻産業を復活させることしかありません。
※アメリカが恐れたのは日本の神道でした。アメリカは日本との戦いでヨーロッパ戦線の10倍の兵士を失いました。その要因となった日本人の固い絆と強固な精神は神道によるものだと考えたのです。そして神道と深く関わっていた植物が大麻でした。
生命力の強い大麻は、日本中どこでも栽培することが可能であり、これを推進すれば、衣食住の多くの分野で海外から輸入する材料に頼らない産業が実現します。
国内で大麻を栽培すれば、海外から輸入している綿花に替えて国内産の麻を使用して繊維を取ることが出来、海外から輸入している食用油の原料や嗜好品のナッツは国内産の麻油や麻の実に替えることが出来ます。さらに大麻の薬効成分には様々な健康効果があると言われています。
結果として大麻栽培を推進することによって、様々な産業分野において国内だけでお金を回すことが出来るようになるので、それは景気の回復に繋がり、新たな雇用を産み出すことにもなります。
また、地下資源を採掘すれば人間を殺傷する兵器を開発するための原料や材料にもなりますが、植物資源からは環境や健康のために良いものしか生産することが出来ないので、精神において真の平和産業となります。
さらに、天然資源の奪い合いが国家間の紛争や戦争の原因になることが多いことを考えれば、国家レベルでバイオエネルギーの研究開発を進めることが、現実的な意味での世界平和に繋がるのです。
石油の輸入を断たれた第二次世界大戦中の日本では、航空機の燃料として松の切り株から油を採取することが試みられたと言います。しかし、松の伐採には多大な労力が必要なため実用化には至りませんでした。
しかし、現代の技術をもって大麻から燃料を採取することならば比較的容易に出来ます。
現代の日本には、日常生活に使用する自動車の燃料をガソリンに頼らず、飲食店から集めた廃油だけだけで賄っているエコビレッジが現実に存在しています。その例に倣って、例えば地域単位で大麻から油を生産するようになれば、緊急時に使用する燃料ぐらいは備蓄しておくことが十分に可能であり、先の大震災時のようにガソリンが無くて人命救助が遅れるというような事態を避けることが出来ます。
また、食用にもなる植物油は土壌や海に流入してもガソリンのように環境を害さず、麻の実から油を搾った後のカスは栄養豊富で体に良い食品になります。
さらに、大麻の栽培は農村の復興にも繋がっていくので、古き良き日本人の精神文化を復活させ、そこに近代文明や近代科学が融合していけば新時代の到来にも導かれていくことでしょう。
近代文明と、植物活用と、古き良きコミュニティの復活が融合すれば、海外の経済情勢に左右されず、災害にも強く、真に幸福な社会が実現するのです。
(やしろたかひろ)
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